アズワン/新物流倉庫が稼働/企業のEC参入支援

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 科学・産業機器などを販売するアズワンは5月28日、千葉市に建設していた新物流センター「「Smart DC(スマート・ディー・シー)」を稼働すると発表した。新センターでは、メーカーのEC参入を支援する取り組みも行うとしている。
 スマート・ディー・シーは、既存の東京物流センターの出荷機能を移転し拡充させた物流施設。保管機能は従来の1.5倍で、出荷量は2倍にし、増加する物流量をさばけるようにした。総床面積は、約5万2800平方メートルとなっている。
 同社が発表した20年4月から25年3月までの中期経営計画では、eコマースを起点にIT強化を図り、商品拡充などの戦略も掲げている。現在の掲載アイテム数は420万点だが、24年度までに700万点に増やす計画。その一環として、メーカー系のEC参入を支援させることで、商品の品ぞろえを拡充していく狙いがある。新物流倉庫では、ネット通販の商品登録から梱包、商品画像の撮影まで実施できる。同社を経由し、ネット通販に参入できる仕組みをもとに、物流を起点とした取り組みを積極化する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ