コーセー 20年3月期/EC売上は1ポイント上昇/中国国内向けがけん引

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 コーセーは、20年3月期売上高に占めるECの割合が7.3%となり、前期実績よりも1.0ポイント上昇した。売上高は前期比2桁成長を記録したという。中国国内向けECの伸長がけん引した。
 20年3月期の連結売上高は3277億円。このため、EC売上高は約240億円(前期比約30億円増)規模とみられる。
 前期(19年3月期)のEC売上高は、連結売上高3329億円のうち6.3%を占めていた(推定約210億円)。
 「ECの売り上げは、国内向けよりも海外向けの販売が主軸。20年3月期は中国国内でのEC売り上げ拡大を強化した」(IR)としている。それにより、中国国内ECが、その他のECチャネルをカバーしたという。
 新型コロナウイルス感染拡大による需要で、20年1~3月の国内ECの売り上げを後押しした。海外事業の決算期は1―12月のため、コロナの影響は受けなかった。
 コーセーは21年6月開催の株主総会で決算期を3月から12月に変更し、連結子会社と統一する。今期は、21年4―12月までの9カ月間の変則決算となる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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