モデーアジャパン/ライブ配信でコンベンション/今年の営業施策を発表も

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 モデーアジャパン(本社東京都、大井盛夫社長)は4月26日、「20/20ソーシャル・リテール・カンファレンスENVISION」を動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信した。バーチャルSRCと銘打ったイベントは、東京都内の広いスタジオを借りて参加する社員およびスタッフも少人数で実施した。当初はパシフィコ横浜で開催する予定だったが、新型コロナ禍の影響から無観客のライブ配信に変更した。視聴回数は、4月28日正午段階で2770回。ユニーク視聴者数は1220だった。
 イベントの冒頭で大井社長は、新型コロナウイルスで亡くなった方の冥福を祈った。その上で、「私たちは大きな試練を迎えているが、このまま静かに収束を待つのか。それとも家の中からでも行動を起こして、一人でも多くの人にこの現状を乗り越えるためにできる方法を考えて行動を移すかによって、収束後に大きな力をもたらすはずだ」と訴えた。
 米国本社のアスマ・イサクCEOからのビデオメッセージを放映した。イサクCEOは米国の現状について、「現時点で2200万人以上が失業した。5月末までにさらに3700万人が失業すると予測されている」と厳しい雇用環境を報告。「今は家にいることが大切だ」と述べた。
 そしてモデーアについては「デジタルなビジネスだったことが非常に幸運だった。一般消費者向けのネット販売が80%以上を占めていることは、業界の他社と異なる」とデジタル分野で先行していることを強調した。今夏に予定していたインド進出は新型コロナの影響で延期にしたものの、今後とも市場拡大を図る計画で、スペインに事業を広げ、南米進出も検討していることを明らかにした。現在、米国のヒスパニック系人口に重点を置いているとも話した。製品面では2021年に向けて、業界の先駆者となるような製品を開発しているという。
 新たにモデーア科学諮問委員会に加わった、アラン・ジョーンズ氏もビデオで出演。日本でも先日発売した「フィットネスサプリ」の特徴などを解説した。
 イベントでは、今年のビジネス施策として(1)新規ソーシャルマーケターボーナスサポート(2)新規カスタマー継続購入サポート─を発表した。表彰式では、表彰者の名前を映したほか、受賞者のソーシャルマーケターによるコメントもビデオで上映された。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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