シーボン/サロン運営継続発表も/緊急事態宣言で再検討

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 化粧品のサロン販売を手掛けるシーボンはこのほど、政府が4月7日に緊急事態宣言を発令したことを受け、サロン運営の方針について再検討することを明らかにした。3月30日の時点では、新型コロナウイルスの感染予防を徹底しつつサロン運営を継続する方針を発表していた。
 3月30日時点でシーボンが掲げていた感染予防策は(1)サロンスタッフのマスク着用やアルコール消毒の徹底(2)体調不良などの症状がある来店予約顧客に対する、14日間の経過観察を要請(3)集客イベントの中止・縮小─の三つだった。それぞれを徹底しつつ、サロン運営と化粧品の販売を継続するとしていた。
 数千人規模の集客がある大規模なイベントについては中止になるケースが増えていたが、駅頭などで実施している小規模なイベントについては、マスク着用やアルコール消毒などを徹底した上で、継続する方針を3月30日の時点では示していた。
 ただ、緊急事態宣言の発令によって状況が一変したと判断、現在は、小規模イベントの継続実施についても再検討しているという。
 シーボンの新規顧客との接点は、リアルな集客イベントが中心だ。イベントの縮小によって、年間の業績に大きな影響が出る可能性がある。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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