消費者庁/ビタミンDなども指摘/コロナ関連で2度目の改善要請

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 消費者庁は3月27日、新型コロナウイルスに関連したサプリなどの広告表示を行っている34事業者41商品に対して、景品表示法と健康増進法の観点に基づく、改善要請を行った。ビタミンDやビタミンC、オリーブ葉エキスを含有する商品などが新型ウイルス対策の効果効能を表示していたとしている。消費者庁が新型コロナウイルスに関連した広告の改善要請を出すのは今回で2度目だ。
 改善要請を受けた商品の広告では「今、世間をザワつかせている新型コロナウイルス、ビタミンD摂取の重要性が明らかに」「感染予防としては、免疫力強化に即効性のあるビタミンCがおすすめ」などと表示していた。
 改善要請を受けた広告では、ビタミンA、青汁、ジアスターゼ、マヌカハニー、ポリフェノールなどについて、新型ウイルスに関連した表示がされていたという。
 消費者庁は「『新型コロナウイルス対策』をうたう広告表示は100%アウトだ」という見解を示している。「新型コロナウイルス」を表示しなくても、「ウイルスの流行対策」や「免疫力アップ」といった表示についても、「新型コロナウイルス感染症の拡大に乗じているものとして、個別に違法表示としての判断を行う」(田中誠審議官)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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