フェリシモ 20年2月期/営業利益は3億円/梱包仕様変更で出荷コスト軽減

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 フェリシモは3月31日、2020年2月期連結業績予想の修正を発表した。営業利益は前回予想を1億8700万円上回る3億400万円に上方修正した。出荷用段ボールのサイズを工夫するなど、出荷関連コストの比率が当初予算よりも下回ったためだ。外部ファッションサイトでの販売など、新規事業分野の広告費減少も増益に貢献する。
 一昨年からの宅配便料金の値上げに伴い、出荷用段ボールサイズを工夫してきた。三辺の合計をできるだけ小さくすることで、出荷コストの削減を図ってきた。商品によっては個装を見直し、箱のサイズを小さくした。
 さらに、新規事業分野の広告費が減少したことで、販管費が計画を下回った。経常利益は前回予想の1億9500万円から3億6500万円に修正。当期純利益も前回予想の1億8300万円を、3億6500万円に上方修正した。
 売上高は前回発表の302億7600万円から286億700万円に下方修正した。主力の定期便事業によるファッション分野の売上高は計画を上回ったが、生活雑貨や手作り雑貨分野の売上高が計画を下回った。
 新規事業分野において、「ECモールなど外部ファッションサイトでの売上高が計画を下回った」(経営管理部)と説明している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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