ダスキン 19年4―12月期/家庭訪販、4.2%減/ウェブ会員数が40.4%増

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 ダスキンの19年4―12月期(第3四半期)における訪販グループの売上高は、前期比0.6%減の851億4600万円だった。家庭訪販事業は、主力商品のモップの売り上げが減少したことから同4.2%減だった。
 家庭市場は、顧客の利便性向上を図ることを目的に、従来の現金取引からクレジットカード決済への切り替えを促進。ウェブ会員サイト「DDuet(ディー・デュエット)」の会員獲得に注力し、会員数は同40.4%増の95万9000万人に増加。しかし、5月の大型連休が例年以上に長かったことや、消費増税の影響から減収した。
 商品別では、「おそうじベーシック3」(フロアモップ「LaLa(ララ)」、ハンディモップ「shushu(シュシュ)」・「スタイルクリーナー」のセット)の売り上げは同0.8%減となった。「床用モップ」は同4.9%減の79億4300万円、「ハンディモップ」は同4.0%減の28億7500万円といずれも不振だった。
 一方で、シャワーヘッド「浴室用浄水シャワー」は残留塩素の除去と節水機能、レンタルの仕組みが受け入れられたことで、同75.6%増、期初の計画と比べ38.4%増加した。「消火器」の販売については、使用期限に伴う切り替え需要もあって、前年の約5倍となる約4万2500本を販売した。
 役務サービスでは、「エアコンクリーニング」が同1.1%減、「家庭用空気清浄機」が同11.6%減、「家庭用フィルター」が同4.6%減だった。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は1.1%減だった。
 営業利益は、人件費やシステム関連費用等の経費増加により同17.0%減の94億3500万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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