ストリーム 19年2―10月期/営業益は1.3億円/モール出店サイトの売上順調

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 家電ECを手掛けるストリームの19年2―10月期(第3四半期)のEC売上高は、前年同期比6.5%増の152億4200万円だった。各モールに出店しているECサイトの売り上げが順調に推移した。EC事業の営業利益は1億3400万円。前年同期は1億2300万円の営業損失となっており、利益は改善傾向にある。
 複数出店しているECサイトのうち、アマゾンでは取り扱いアイテムの拡充を図った。「家電というカテゴリーに変更はないが、充電機器やキーボード・マウスなどの商品群を強化した」(管理本部・広報室)。アマゾンの場合サイズの小さな商品の売れ行きが伸長しているという。
 自社サイトでは冷蔵庫や洗濯機など、大型商品の売り上げが伸びた。ECサイト上でユーザーに最短納期を提示したり、商品の設置サービスまでを一気通貫で手掛けたりすることで、利便性の高いサービスを提供した。
 ストリームが運営するECサイトを訪問したユーザー数は今期、2138万3000人だった。昨年は1173万人。モールからの集客が多く、自社ECサイトではWEB接客ツールの導入が来訪者の増加に寄与した。
 今期の受注件数は91万1000件。前年同期の方が多く106万1000件だった。「CVRを重視しているが、顧客単価が増加傾向にある印象」(同)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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