千趣会/3期ぶりに復配/19年12月期は黒字決算

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 千趣会は12月20日、19年12月期連結業績予想の修正を発表した。当期純利益は前回予想を19億円上回る79億円に修正。営業・経常利益も前回発表の損失予想から黒字に修正した。全般的なコスト削減が寄与する。業績の回復に伴い、12月期の期末配当は無配の予想から1株に付き2円を配当する。千趣会の復配は17年12月期以来3期ぶりとなる。
 連結売上高は前回予想と同じ890億円。営業利益は前回予想を12億円上回る5億円に、経常利益は前回予想を13億円上回る11億円にそれぞれ修正した。
 事業構造改革による売上総利益率の改善と、販管費におけるコスト削減が順調に進んだ。さらに第4四半期(19年10―12月期)において、新規顧客獲得のための販促費用を効率的に投下。費用対効果に応じて一部の販促費を見直した効果が影響する。
 千趣会の当期純利益が黒字となるのも3期ぶり。18年12月期は当期損失60億2700万円、17年12月期は当期損失110億9000万円を計上していた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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