シルバーライフ/第1四半期、9.6%増に/ECによる直販事業も拡大

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 高齢者向け配食サービスを手掛けるシルバーライフの19年8―10月期(第1四半期)における売上高は、フランチャイズ(FC)加盟店が16店増えたことから前期比9.6%増の20億8800万円になった。
 セグメント別でみると、「FC加盟店」の売上高は前期比12.1%増の15億1900万円。FC数は、「まごころ弁当」が11店、「配食のふれ愛」は5店増加し745店体制を構築した。
 高齢者施設向けの食材販売サービス「まごころ食材サービス」の売上高は同9.2%減の3億800万円。導入施設数は同246カ所増の5675カ所だった。端数パックの廃止の影響もあり、サービスレベルが低下したことが影響した。
 OEM販売では、大手導入先の委託量の減少により減収傾向にあるものの、自社サイトやアマゾン、楽天市場などECでの冷凍弁当の販売数が堅調に推移し、売上高は同23.8%増の2億6100万円と順調に伸ばした。
 経常利益は、自社ECサイトへの集客のための広告宣伝費や人件費、業務委託費、広告宣伝費などがかさんだものの、食材の販売が好調だったことから、同2.3%増の2億3500万円になった。
 20年7月期の売上高は、「FC加盟店」が前期比14.6%増の64億3000万円、「高齢者施設」が同5.7%増の13億3000万円、「OEM」が同14.8%増の10億7000万円を計画する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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