〈韓国現地リポート〉 韓流アパレル、日本に進出/ECで参入、リアル展開が必勝パターン

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「Chuu」のキム・ヘリム氏(写真右)

 韓国のアパレルブランドが日本に続々進出している。韓国ではEC発のブランドが多く、ネットで認知度を上げてからリアル店を展開している。日本に進出する際もSNSでブランドの認知度を高め、「Qoo10」などECモールで販売を伸ばし、リアルの店舗展開につなげている。韓国のカジュアルブランド「NANING9(ナニングナイン)」はすでに日本で年間10億円の売り上げを誇り、新興の若年層向けストリートブランド「KIRSH(キルシー)」は参入間もないが、年間2億円の売り上げに達する勢いだ。若年層向けファションブランド「Chuu(チュー)」は日本だけでインスタグラムのフォロワーが17万人以上おり、日本展開を加速している。韓国では中小ブランドでもスタート時から海外展開を見据えているケースが多く、海外展開が遅れている日本の中小ブランドにとっても韓国企業の取り組みは参考になりそうだ。

■日本で20万フォロワー

 韓国ファッション企業はEC発のブランドを展開し、SNSでファンを獲得しながらブランドを成長させているケースが多い。
 PPB STUDIOS(ピーピービー・スタジオス、本社韓国)が展開する「Chuu」は、SNS時代を意識した10~20代の女性向けファッションブランドだ。12年にブランドを立ち上げ、「―5kg JEANS(マイナス5キロジーンズ)」というスキニージーンズがヒットした。このジーンズのシリーズだけで累計100万本以上を販売している。
 「商品コンセプトが伝わりやすいインパクトのある名前を付けた。同時に画像イメージをSNSで配信。シンプルに伝わる商品のメッセージを積極的に配信することでユーザーの支持を得られた」(キム・ヘリム氏)と話す。
 ジーンズのヒットの後も”SNS映え”する品質の高い商品を次々と発売している。
 「当社の強みはスピード。現在では毎日新商品を発表しており、その情報をSNSで紹介し、フォロワーを飽きさせない」(同)と話す。
 韓流ファッションが日本で流行していたり、韓国のタレントやインフルエンサーがブランドを愛用していたりすることで、日本のユーザーも興味が高まっている。Chuuは関心が高まるユーザーに向けて効果的に商品、コンテンツをSNSで発信。日本だけでもインスタグラムのフォロワーを17万人以上獲得している。

(続きは、「日本流通産業新聞」12月12・19日合併号で)

「Chuu」の日本向けインスタグラムは17万人超フォロワー

「NANING9」のソン・ドクCOO

「KIRSH」のチャ・ヨンミン氏(写真左)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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