プレミアムウォーターホールディングス 19年4―9月期/営業益34.1%増に/宅配水の新規獲得と獲得コストの低減で

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 水宅配最大手のプレミアムウォーターを傘下に持つプレミアムウォーターホールディングスの19年4―9月期(中間期)の連結売上高は前年同期比20.7%増の219億9200万円、営業利益は34.1%増の7億7200万円だった。プレミアムウォーターの水宅配事業が、売り上げの大部分を占めるとみられる。新規顧客獲得件数が毎月2万件以上と好調に推移した。一方で、営業マンの営業技術の成熟など、新規顧客獲得コストの低減により、販管費は減少、大幅な増益につながったとしている。
 プレミアムウォーターは19年10月末時点で、保有顧客件数が94万件以上となった。同社は20年3月期中に29万件の新規顧客の獲得を目標に掲げている。19年4―9月期中に19万8000人の顧客を獲得しており、目標数値を大幅に上回る可能性があるとしている。同社は2024年3月期までに、保有顧客件数を141万件にすると発表している。
 決算説明会に登壇したプレミアムウォーターホールディングスの萩尾陽平会長は、今後の事業戦略について、「水宅配の付加価値として、電気やガス、光ファイバーといったインフラ設備を合わせて提供していく」と話した。
 プレミアムウォーターは19年4―9月期中に、宅配水のウォーターボトルの、他社へのOEM供給が可能な体制を構築したという。19年9月には、約3万件の顧客を保有する水宅配企業のOEM供給を開始したとしている。
 プレミアムウォーターでは、約1000人の営業マンが、全国の家電量販店やショッピングモールで水宅配契約の、新規顧客の開拓を行う催事販売を実施している。テレアポ訪販も実施している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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