ZOZO/12月に中国販売開始/集客は「WEAR」、越境ECで

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中国再進出発表時に紹介したサービスイメージ

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 ZOZO(ゾゾ)が12月中にも、中国人ユーザー向けの販売を開始する計画であることが分かった。自社ECサイトで注文を受け付け、中国に発送する越境EC方式での販売になる。中国人ユーザーの集客はまず、同社のコーディネートアプリ「WEAR(ウエア)」を中心に行う見通しだ。
 ファッションECモール「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」の出店者によると、12月中にも「ZOZO CHINA(ゾゾチャイナ)」を開設し、参加ブランド商品の中国向け販売を開始する。今年3月、中国市場に再進出すると発表しており、20年3月までにサービスを開始すると説明していた。
 発表時にスマホアプリでの販売も行うと説明しており、中国向けのスマホアプリも提供する見通し。
 商品情報の翻訳や商品発送はゾゾが行う。ゾゾが海外発送の費用などを商品価格に転嫁して中国人ユーザーに販売するため、参加ブランドは国内販売と同様のコストで中国向けに販売できる。
 数百万人の中国人ユーザーが「ウエア」を利用しており、まずはそのユーザーを「ゾゾチャイナ」に誘導する。参加ブランドを増やし、中国向けの取扱高拡大を目指す。
 ゾゾは「以前のリリースで今期中に開始すると発表しており、現在それ以上のことは言えない」(広報)と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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