ポーラ/「がん共生」で表彰/販売員のがん検診・治療支援で

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ポーラが「がんアライアワード2019」を受賞

ポーラが「がんアライアワード2019」を受賞

 化粧品訪販大手のポーラ(本社東京都、横手喜一社長)は10月30日、がんを治療しながら働く人のための民間プロジェクト「がんアライ部」から、「がんアライアワード2019」のゴールド賞の表彰を受けた。販売員であるビューティーディレクター(BD)をポーラが支援する「がん共生プログラム」などの取り組みが評価された。
 「がんアライ部」は、生命保険のライフネット生命の元取締役会長である岩瀬大輔氏らが発起人となって設立した民間プロジェクト。がんの治療をしながらでも働きやすい、職場や社会を実現するための、情報発信や啓もう活動を推進している。
 ポーラのゴールド賞の受賞について、アワードの選考委員会は、「従業員だけでなく、約4万5000人のビジネスパートナー(BD)にも(がん共生プロジェクトが)適用されており、『がんと就労』というテーマに対して本気で取り組んでいる姿勢を評価した」としている。
 ポーラは18年4月から、BDに向けた「がん共生プログラム」の提供を開始した。BDのがん検診にかかる費用を年1万円まで補助する。BDの組織のトップであるグランドオーナーに対しては、人間ドックに相当する総合検診の費用の全額を補助している。がん治療中・療養中のBDに対して、最長24カ月間の手当てを保証する「療養支援制度」もある。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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