「クリクラ」ブランドで水宅配事業を展開するナックの19年4―9月期(第2四半期)の売上高は、前年同期比5.2%減の65億7000万円だった。営業利益は同34.1%減の3億200万円だった。直営部門において、一時的な利益要因となっていた「あんしんサポートパック」による影響が一巡したため減益になったとしている。
営業利益については、前年同期比で大幅減益となったが、17年4―9月期比では、2.3倍に増加したという。
「あんしんサポートパック」の利益利押上効果が一巡し、減益に転じた。同サービスは、ウォーターサーバー1台につき、年一回のサーバーメンテナンスや、故障時の無償対応などのサービスを月額417円で受けることができるというもの。
17年4―9月期以前は、サーバーのメンテンナンスについて、年額5000円で費用を徴収していた。19年3月期中は、年額と月額の料金の両方を支払った顧客があったため、同サービスの開始が一時的な増益要因になっていたとしている。
直営部門の売上高は前年同期比8.1%減の41億9700万円だった。18年9月期中にワンウェイ事業から撤退したことにより、前年同期比で顧客数が減少した。
加盟店部門の売上高は、前年同期比横ばいの23億7200万円だった。
ナック 19年4-9月期/水宅配売上5.2%減/営業益は従来の倍の水準に
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