ダスキン 19年4―9月期/家庭訪販事業は0.3%減/連結業績は増収減益に

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 ダスキンの19年4―9月期(中間期)における訪販グループの売上高は、前期比0.8%増の559億4700万円だった。家庭訪販事業は、主力商品のモップの売り上げが減少したことから同0.3%減だった。
 家庭訪販事業は、顧客の利便性向上を図るために、現金取引からクレジットカード決済への切り替えを促進。ウェブ会員サイト「DDuet」の会員獲得にも注力し、会員数は前年同期比約23万人増の89万5000人に増えた。家庭向けダストコントロール商品の売り上げは、5月の大型連休が例年以上に長期だったため、減収となった。
 「おそうじベーシック3」(フロアモップ「LaLa」、ハンディモップ「shushu」・「スタイルクリーナー」のセット)の売り上げは同0.4%増となった。
 しかし、「床用モップ」は同4.2%減の52億4100万円、「ハンディモップ」は同3.1%減の19億100万円と不振だった。
 人気定番商品の「台所用スポンジ」が好調に推移したほか、例年よりも早く販売を始めた掃除セット「くらしキレイBOX」や、消火器の販売が使用期限に伴う切替需要もあって、前年の約9倍となる約3万3000本を販売した。
 役務サービスでは、「エアコンクリーニング」が同2.3%減、「家庭用空気清浄機」が同10.9%減、「家庭用フィルター」が同3.7%減だった。
 化粧品や健康食品を販売する「ヘルス&ビューティ(H&B)事業」の売上高は0.4%減だった。
 営業利益は、原価率の上昇に加え、人件費等の経費増加に伴い、前年同期比11.4%減の63億8300万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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