Hamee/一歩先の金融サービスへ/住信SBIネット銀と基本合意

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比護則良執行役員プラットフォーム事業部長

比護則良執行役員プラットフォーム事業部長

 スマホグッズのEC事業やEC事業者向けプラットフォーム「ネクストエンジン」を運営するHamee(ハミィ)は10月29日、ネット銀行事業を運営する住信SBIネット銀行(本社東京都、円山法昭社長)と、EC事業者向けのオンライン融資などの検討に関わる基本合意書を締結した。「ネクストエンジン」のトランザクション(取引)データに、住信SBIネット銀行の人工知能(AI)による与信ノウハウを掛け合わせることで、一歩先の金融サービスの提供を目指す。
 Hameeはこれまで、静岡銀行やGMOペイメントゲートウェイなどと取引データを用いた融資サービスで提携していた。
 今回、ネット専業の銀行として、パートナー企業と新しい金融サービスの創出に積極的な住信SBIネット銀行と組むことで、さらに進んだサービスを開発したい考えだ。
 「住信SBIネット銀行は『NEOBANK(ネオバンク)』を掲げ、積極的に最新のテクノロジーを取り入れている。当社もデータ基盤を活用し、新たなソリューションを提供したいと考えている。両社の資産やノウハウを用いて新規市場の開拓を進める」(比護則良執行役員プラットフォーム事業部長)と話す。
 住信SBIネット銀行は日立と融資におけるAI審査サービスを開発したり、日本航空とプリペイドカードサービスを提供したりしている。結婚情報誌「ゼクシィ」を発行するリクルートゼクシィなびとは、銀行代理業委託契約を締結し、住宅ローンを販売したりしている。
 Hameeは今回の提携を通し、どのようなサービスを提供する方針か明らかにしていない。住信SBIネット銀行のサービス開発の知見を生かし、EC事業者が利用しやすい金融サービスを開発する見通しだ。

両社の資産・ノウハウを生かして新事業創出を目指す

両社の資産・ノウハウを生かして新事業創出を目指す

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