ティーライフ 19年7月期/売上27%増の92億円/EC買収やテレビ通販拡大が寄与

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 ティーライフの19年7月期の連結売上高は、前期比27.4%増の92億8600万円だった。ECサイト運営のライフイットを買収したり、テレビ通販におけるサプリメント販売が好調だったことが寄与した。営業利益は同25.7%減の3億4000万円、当期純利益は同42.8%減の2億4200万円になった。
 通販を主体とした小売事業の売上高は、同19.5%増の61億8200万円だった。18年8月に買収したライフイットは、ベビーグッズやガーデン用品など専門性の高いEC事業を強化し、売り上げを拡大した。
 医薬品の取り扱いを開始するとともに、従来商品を機能性表示食品に改良した「ピント一番ゴールド」を発売するなど、機能性の高い商品の品ぞろえを拡充している。ヘアケアブランドを刷新するなど化粧品通販事業も強化した。
 小売事業のセグメント利益は、同92.1%減の2800万円だった。ヘアケア商品などのプロモーションを積極展開したり、台湾・上海を中心としたアジア圏に本格展開したりと先行投資を行ったことで減益となった。
 卸売事業の売上高は同44.3%増の29億300万円、セグメント利益は同455.6%増の1億6000万円だった。倉庫賃貸などのプロパティ事業の売上高は同90.7%増の2億円、セグメント利益は同73.2%増の1億4700万円だった。
 20年7月期の売上高は同0.9%増の93億7300万円を計画している。営業利益は同8.1%増の3億6800万円、当期純利益は同9.7%増の2億6500万円を見込む。

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