ZOZO 19年4―6月期/顧客数伸び悩み成長鈍化/「ゾゾスーツ」減で営業益32.6%増

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 ZOZO(ゾゾ)の19年4―6月期(第1四半期)における商品取扱高は、前年同期比12.5%増の792億3700万円だった。商品取扱高の増加率は同5.7ポイント減となった。年間購入者数が伸び悩んでおり、成長が鈍化している。「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の配布数減少により、広告宣伝費が減り、営業利益は同32.6%増の77億8600万円だった。
 ZOZOTOWN(ゾゾタウン)事業の商品取扱高は、同11.7%増の683億1300万円だった。プロモーションの減少により、ゲスト購入者数が同36万8964人減少。年間購入者数は前四半期比で減少に転じた。
 PB事業の商品取扱高は、前年同期比306.7%増の4億6200万円、BtoB事業は同25.0%増の24億7400万円だった。広告事業の売上高は、同1197.7%増の5億8400万円となった。
 プロモーション関連費が同58.3%減の9億2700万円だった。広告宣伝費として計上していた「ゾゾスーツ」の配布数を削減している。プロモーションの抑制により、新規顧客の獲得数は減ったものの、利益拡大には寄与した。
 20年3月期における商品取扱高は前期比13.6%増の3670億円、営業利益は同24.7%増の320億円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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