スクロール360/「分散出荷」を開始/通販事業者の配送コスト削減

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 スクロールは7月11日、グループ会社でソリューション事業を手掛けるスクロール360(本社静岡県、山崎正之社長、(電)053―464―1174)が「分散出荷サービス」の提供を始めたと発表した。二カ所以上の地域に物流拠点を分散し、配送先に近い拠点から商品を発送する。配送距離が近くなるため、クライアントである通販事業者の配送コスト削減につながるメリットがある。
 複数の物流拠点を持つことにより、商品注文者である顧客の配送先に近い拠点から出荷できる。配送距離が近くなるため配送コストを削減することが可能。エリアによっては、配送リードタイムの短縮につながることも考えられる。
 分散出荷を行うには複数の物流拠点の確保と、それぞれの倉庫に対する出荷指示のシステムといったインフラが必要になる。
 スクロールが持つ全国の物流拠点(関東・中部・関西・北海道)と、ブレインウェーブの分散プラットフォームを連携。システム投資を行わずに、通販事業者は現在利用している物流センターを活用したまま、「分散出荷サービス」が導入できる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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