アイケイ 19年5月期/営業利益は51%減/広告宣伝など販管費が増加

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 アイケイの19年5月期連結業績は、営業利益が前期比51.9%減の4億3100万円だった。テレビショッピングの放映枠や新商品のテスト販売など、広告宣伝費の増加により販管費が増えたためだ。しかし、売上高は同3.9%減となる176憶1400万円となった。
 セグメント別の売上高と営業利益は次の通り。主力となる生協や通販向け卸販売の「メーカーベンダー事業」の売上高は、前期比4.4%減の163億3600万円。営業利益は同41.4%減の3億8500万円だった。
 店舗での小売りを行う「SKINFOOD事業」の売上高は、同2.3%減の10億900万円。営業利益は同83.8%減となる3700万円。
 通話録音システムの構築などの「ITソリューション事業」の売上高は、同25.4%増の2億6800万円。営業利益は同27.1%増の300万円だった。
 返品調整後の売上総利益率は45.3%となり、前期比2.8ポイントの悪化だった。販管費は前期比9.4%増の79億7400万円に増加。売上高販管費率は42.8%となり同5.2ポイントの悪化となっている。
 この結果、営業利益は同51.9%減の4億3100万円、経常利益は同51.3%減となる4億3700万円だった。減損損失2440万円など特別損失3048万円を計上したため、当期純利益は同62.9%減の2億3800万円となった。
 20年5月期の連結業績予想は、売上高が169億4600万円、営業利益5億7700万円、経常利益5億8500万円、当期純利益は4億200万円を見込む。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ