〈太陽光発電事業者〉 蓄電池で大幅増収/売上高50%増の企業も

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 訪問販売で、蓄電池が売れに売れている。蓄電池の販売を積極的に行う、太陽光発電の訪販事業者の多くが、大幅な増収を記録している。新日本住設の19年4月期の売上高は前期比52.9%増となった。産電の18年10月―19年3月期(第2四半期)の売上高は、前年同期比50.8%増となった。リベラルソリューションの19年3月期の売上高は前期比30%の増収となっている。3社とも蓄電池販売が好調で大幅な増収を記録している。好況が続く背景には、19年11月にFIT(電力の固定価格買取制度)の満了を迎える住宅が約50万棟前後あることや、売電価格が下がっていることもある。「売電」ではなく「自家消費型」を選ぶ消費者にとって蓄電池は欠かせないアイテムなのだ。「今後、蓄電池市場の拡大で蓄電池の低価格化が進み、訪販では扱いにくい商材になるのでは」と懸念する声も一部にある。ただ、蓄電池のセル(電池)の需要は世界的にひっ迫しており、高値安定の中、訪販の活況はまだまだ続きそうだ。

(続きは、「日本流通産業新聞新聞」7月11日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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