〈日本通信販売協会・阿部会長〉 「一歩・二歩の前進」/規制改革会議の答申を評価

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定時総会後の懇親パーティーであいさつするJADMA阿部嘉文会長(東京・大手町のKKRホテル東京で)

定時総会後の懇親パーティーであいさつするJADMA阿部嘉文会長(東京・大手町のKKRホテル東京で)

 公益社団法人日本通信販売協会(JADMA、事務局東京都、阿部嘉文会長)は6月21日、第8回定時総会を開催し、2件の事案を承認可決した。総会後の懇親パーティーには会員社や来賓など約450人が参加。あいさつに立った阿部会長は、機能性表示食品に関する規制改革推進会議の答申を評価し、「一歩・二歩の前進」と語った。
 規制改革推進会議による「規制改革推進に関する第5次答申」は、機能性表示食品制度の運用改善について言及。機能性表示食品に対する法執行方針の明確化や、機能性表示食品制度の運用における連携強化について答申している。
 阿部会長はJADMAとして、健康食品事業の拡大や機能性表示食品の拡大について積極的に取り組むことを明言。機能性表示食品については「規制改革推進会議より答申が出され、企業の予見可能性が高くなる仕組み、簡単に申し上げれば、どうだったら駄目なのか、これはいけないということが事業者側にはっきり分かるように、業界団体も交えて消費者庁にご検討いただくということになっており、一歩・二歩の前進かなと考えている」と語った。
 JADMAは今年度も、自主規制団体として広告表示の適正化、個人情報保護法の認定団体として、個人情報の保護やデータ管理の在り方については、啓発事業やセミナーを通じて、今まで以上に力を入れて取り組んでいくと述べた。
 越境ECに関する課題についても触れた。昨今、越境ECが伸びていく中で、「新たな問題として大きく取り組んでいかなければならないのは模倣品の問題」と指摘。中国側と積極的に話し合いながら取り組まなければいけない課題との認識を示した。
 最後に今年9月25~27日、札幌で開催予定のアジア通販サミットについても触れ、「会員、賛助会員の皆さまには一人でも多くの方に参加していただきたい」と呼び掛けた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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