日本宅配水&サーバー協会/新代表に石間氏/赤津代表は任期満了で退任

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 (一社)日本宅配水&サーバー協会(事務局東京都、石間尚雄代表理事)は6月5日、都内で第6期定時社員総会を開催した。役員人事ではTOKAIホールディングス取締役の石間尚雄氏が新代表理事に就任。アクアクララ(本社東京都)の社長を務めている赤津裕次郎前代表は任期満了のため退任した。
 組織面では新たに「物流委員会」と「販促委員会」の新設を決めた。物流委員会では、配送コストの削減策を検討する。事業者同士の配送連携や、異種事業者の配送委託など、コスト減の具体策を模索する。
 販促委員会では、事業者同士の顧客のシェア争いに関して、モラルの向上を啓発していく。例えば、同業者よりも商品をより良く見せる目的で、事実と異なる過大表現の広告等を行った場合は「コンプライアンスに違反している」と見なす。処罰や罰金などの規定は設けない見通し。両委員会の委員長は、今後の委員会開催時に決定する。
 石間氏の新代表理事就任は、前代表理事の赤津氏の推薦によるもの。理事会は新代表の決定を赤津氏に一任したという。赤津氏に続き、2代連続で、ツーウェイ方式の水宅配事業者が代表に就任することになった。
 総会後には懇親会を開催した。赤津前代表は退任のあいさつで、「自身の任期中に、ワンウェイ方式で水宅配を行っているプレミアムウォーターとコスモライフが当協会に参入してくれたことを喜ばしく思っている」などと述べた。
 赤津氏は、「ワンウェイ方式・ツーウェイ方式に関係なく、たくさんの事業者に議論してもらうことが、業界発展のため有意義だと考えている。引き続き力を貸してほしい」と会員事業者に呼び掛けた。
 総会では、コスモライフの徳山均会長、ナックの小磯雄一郎取締役常務執行役員、中京医薬品の米津秀二取締役の理事新任も了承した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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