日本ホームヘルス機器協会/「医療機器含む」は見送り/体調改善機器による市場の混乱避け

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 (一社)日本ホームヘルス機器協会は(所在地東京都)は、同協会が会員企業の商品を「体調改善機器」として認定する制度について、「医療機器福祉用具を含む」ことを見送る方針を固めた。6月6日に開催された同協会の理事会で承認した。見送る方針を固めたことについて、同協会の水島忍常勤顧問は、「まだ始まって間もない制度であるため、市場の混乱を避けることも考慮して、現時点では見送ることとした」と話している。
 同協会は4月9日、「体調改善機器認定制度」に関する説明会で、「体調改善機器として家庭用医療機器なども認定していくことを検討している」(菊地眞理事)と説明していた。本来、医療機器ではない健康機器などを認定することを目的とした「体調改善機器」に、同協会の会員企業の多くが扱っている管理医療機器を含むことについては、複数の会員企業から「実際に認定された場合、販売の現場で、体調改善機器なのか医療機器なのか、顧客が混乱する」という懸念の声が挙がっていた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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