金氏高麗人参/韓国で特許を取得/高麗人参の有用成分で

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 健康食品の通販事業を手掛ける金氏高麗人参(本社京都府、余淑恵代表)は5月14日、高麗人参の組成成分に関して韓国で特許を取得した。すでに日本で特許を取得しているのもので、高麗人参の有用成分であるジンセノサイドの含有量とバランスが特許要件となっている。韓国での特許取得は、同国での市場展開への足掛かりになるとみている。
 ジンセノサイドとは人参サポニンとも言われる高麗人参特有の有用成分。その種類は40種類以上あるといわれており、滋養強壮をはじめ不定愁訴の改善や生活習慣病など、幅広い効果が期待されている。取得した特許は、ジンセノサイドの3成分を必須成分とし、含有量の範囲が組成物特許となっている。
 同特許を満たす商品としては、自社商品「神秘の健康力」シリーズがある。2種類の商品で年商は合計100億円を上回り、累計販売個数は2500万個を突破している商品。
 同特許は自社商品のみならず、素材供給先の商品やOEM(相手先ブランド製造)受託、プライベートブランド(PB=自主企画)商品でも活用していく。今回の特許取得で、今後は海外展開も視野に入れていくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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