日本トリム 19年3月期/営業益40.1%増に/水素水騒動からV字回復

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 電解水素水整水器の職域販売を行う日本トリムの19年3月期の連結売上高は、前期比8.2%増の151億7900万円、営業利益は同40.1%増の22億5000万円だった。電解水素水の透析事業やグループ会社のさい帯血バンク事業などが好調に推移したほか、主力の電解水素水整水器の販売が拡大した。17年3月期中に社会問題となった、一連の水素関連商材に関するネガティブイメージを払拭し、V字回復の兆しを見せている。
 整水器販売事業では、「健康経営」を切り口とした、企業への一括導入や、営業マンの販売力強化に取り組んだことにより、直販部門の売上高は前期比7.5%増となったとしている。
 健康経営提案による企業の一括導入社数は、19年3月末時点で104社。電解水素水整水器は918台を導入したという。導入企業の社員による、家庭への整水器の導入件数も増加しているとしている。
 引き続きBtoBtoCの展開を拡大させていくとしている。
 同社によると、直販部門では、教育により、営業マンが成熟してきており、職域販売時のセミナーでの販売効率が改善しているという。

(続きは、「日本流通産業新聞」5月23日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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