夢展望 19年3月期/連結売上は36%増/減損計上で赤字転落

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 夢展望の19年3月期における連結売上高は、前期比36.3%増の69億1700万円だった。18年10月にナラカミーチェジャパンを買収し、アパレル事業の売り上げが拡大。単体売上高は同6.0%増だった。グループの経営改善のため、固定資産の厳損を計上し、赤字に転落した。
 主力のアパレル事業の売上高は、同46.7%増の43億9900万円だった。ナラカミーチェジャパンが18年10月にグループ入りし、売り上げ増加に寄与した。製造小売り(SPA)の体制を強化したことで平均販売価格を低減し、受注数を拡大。受注数は同11.2%増の189万3767件だった。
 ジュエリー事業の売上高は、同22.8%増の10億5500万円だった。新商品の投入などにより受注金額が改善した。トイ事業は同40.9%増の13億7500万円だった。既存取引先向けの売り上げが大きく拡大した。
 営業損失は1億7900万円(前期は5億8300万円の営業利益)、当期損失は2億6800万円(同5億4400万円の純利益)だった。有形固定資産減損を1800万円、無形固定資産減損を2100万円、物流センターの移転費用を1800万円、それぞれ計上した。
 20年3月期における売上高は、前期比32.8%増の91億8400万円を計画している。営業利益は1億9000万円、当期純利益は8300万円を見込む。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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