アサンテ　１９年３月期／堅調に増収増益／営業マンの営業単価も６.２％向上

　シロアリ防除の訪販を展開するアサンテの１９年３月期の売上高は前期比３.７％増の１４５億１００万円、営業利益は７.２％増の２２億８５００万円となり、増収増益を記録した。営業マン１人当たりの売上高は前期比６.２％増の月間１１９万１０００円となり、営業効率の改善が増収をけん引した。
　サービス別の売上高は、シロアリ防除が２.１％増の５８億７５００万円、湿気対策が同０.２％増の３１億５７００万円、地震対策が同９.９％増の４８億５１００万円だった。
　人員の採用数については期初の計画を下回った。ただ、技術職から営業職への人員の異動を行ったことにより、一人当たりの営業単価が向上した。営業と施工を両方行える営業マンも増加した。人員の異動により、労務費も前期比で２３００万円抑えることができたという。営業利益は同７.２％増の２２億８５００万円になった。
　同社は１８年夏季の猛暑の影響により、営業マンの営業力が低下。１８年１０月―１９年３月（下期）は、前年同月比で１０％以上の売り上げを記録した月もあり挽回したが、１９年３月期の期初に掲げた売上高の目標にはわずかに未達だった。