RIZAPグループ 19年3月期/193億円の純損失/構造改革のため219店閉鎖

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20年3月期は黒字転換すると意気込む瀬戸健社長

20年3月期は黒字転換すると意気込む瀬戸健社長

 RIZAPグループの19年3月期における当期純損失は、193億円(前期は90億円の当期利益)だった。戦略的に219店舗を閉鎖するなどして93億円の営業損失を追加計上。ジャパンゲートウェイやタツミプランニングなどの売却損も響いた。瀬戸健社長は、「構造改革のために膿を出し切る。前倒して営業損失を計上し、20年3月期は黒字転換を目指す」と意気込む。
 売上高は前期比82.3%増の2225億円、営業損失は93億円(前期は117億円の営業利益)だった。M&Aで売り上げは拡大したものの、買収企業の経営再建が思うように進まず、損失が拡大した。
 構造改革を進めるため、19年3月までに155店を閉じ、さらに64店閉鎖する。店舗閉鎖とそれに伴う商品在庫の評価減だけで約80億円の営業損失を計上した。
 短期的な収益改善が難しい事業やシナジーが見込めない事業の売却を進めた。化粧品を製造・販売するジャパンゲートウェイは1月25日に売却。住宅・リフォーム事業を行うタツミプランニングは5月末に売却する予定。SDエンターテイメントでゲームセンターやボーリング場を運営するエンターテイメント事業は18年12月20日に売却している。

(続きは、「日本流通産業経済新聞」5月16日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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