ブルーコンシャス/20年2月期、売上高60億円を計画/高松社長「売上目標を必ず達成する」

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あいさつする高松社長と「ブルーコンシャスグループ総決起集会」会場の様子(写真下)

あいさつする高松社長と「ブルーコンシャスグループ総決起集会」会場の様子(写真下)

 自社ブランドの蓄電池「ブルーヴスター」を主力商品にするブルーコンシャス(本社大阪府、高松豪社長)は20年2月期の売上高を前期比20%増の60億と円見込んでいる。自社ブランドの蓄電池の販売を強化することで達成を目指す。高松豪社長が「2019年度・ブルーコンシャスグループ総決起集会」で明らかにした。
 高松社長は19年2月期の業績に言及し、蓄電池の販売が好調で、売上高が前期比41%増の52億1100万円と8期連続の増収となったと話した。一方で、当初の目標だった60億円に届かなかった理由について、人材確保が思うように進まなかったと分析した。
 高松社長は「目標は未達だったが、商社、問屋様のおかげで『ブルーヴスター』という蓄電池のブランドを構築できたことが大きな収穫だ」と話した。 
 20年2月期の目標売上高60億円を達成するための具体的な施策として、蓄電池の販売会社としての認知度を高める施策を積極化する。その一環として、元サッカー日本代表の高原直泰氏が率いる「沖縄SV」のスポンサーとなって認知を高めていくことを明らかにした。高松社長は「原点に返り、ブルーヴブランドの認知向上に力を注いで、蓄電池の販売会社であることを広めていきたい」と意気込みを話した。
 沖縄SVのCEOを務める高原直泰氏は「われわれのチームのトップパートナーとして支援していただくことになった。今後は、共に沖縄の地域創生・地域貢献をして沖縄を盛り上げていきたい」と話した。
 本田也晃専務はあいさつで「3月で第9期目を迎えることができた。3年前から蓄電池の販売を強化して準備を進めてきた。今年は『2019年問題』もあり宿命の年だ」と話した。
 来賓のあいさつでパナソニックLSスマートエナジーの和田泰典社長は、「国内の住宅用太陽光・オール電化のストック数は260万棟に上る。蓄電池を活用して、安い時間帯に電気を貯めて、高い時間帯に電気を使用しないという考えのもと、AIやIoT機器を活用しながらコントロールすることが必須になってくるだろう」と話した。
 総決起集会では、事業部ごとに責任者が前年実績の報告や今期の事業戦略を発表。この中で、新たに独立支援制度を活用して2社を新設するほか、シンガポールに拠点を置く、ECサイトやウェブマーケティングを手掛ける「BーMirai Holdings Ple.Ltd」を設立したことを明かにした。
 テレアポを手掛ける「CC事業部」では、名古屋コールセンターに35ブースを開設し、新人3人を育成することを発表。沖縄、北海道と順次オープンさせて、200ブース、アルバイト500人へと組織を拡大する。クローザー代理店展開の拡大として4月から上場企業とのアライアンスが決まり、13億2000万円の達成を目指すことを明らかにした。

あいさつする高松社長(写真上)と「ブルーコンシャスグループ総決起集会」会場の様子

あいさつする高松社長(写真上)と「ブルーコンシャスグループ総決起集会」会場の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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