北の達人コーポレーション 19年2月期/売上57%増の83億円/1月の新規獲得数は5.1万件

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 健康食品・化粧品の通販事業を行う北の達人コーポレーションの19年2月期売上高は、前期比57.1%増の83億1200万円だった。広告の費用対効果を最適化する独自システムを導入したことで、新規獲得件数が急増。19年1月度の新規獲得件数は、過去最高の5万1000件を超えた。19年の1〜2月は月商が8億円を超えている。
 オリゴ糖食品「カイテキオリゴ」など、特定分野でトップクラスの売り上げを上げる商品の開発・販促に強みがある。ヒアルロン酸ニードル化粧品「ヒアロディープパッチ」、足爪ケア「クリアネイルショット アルファ」なども外部調査でジャンル売上高1位となっている。
 特徴のある商品を広告で訴求し、効果的に新規顧客を獲得している。広告の効果を分析し、最適な費用配分を分析する独自システムを開発した。効果を最適化できるため、広告出稿を積極的に展開できている。
 営業利益は同32.6%増の18億6100万円、経常利益は同32.6%増の18億6100万円、当期純利益は同36.4%増の12億9300万円だった。利益額は予想値を下回る結果になった。
 当初計画より広告宣伝費を投下したことに加え、獲得効率が悪化したり、システムの不備により無駄な広告出稿があったりしたために利益が減少した。
 20年2月期の売上高は、同31.6%増の109億3900万円を計画している。営業利益は同45.2%増の27億200万円、経常利益は同45.2%増の27億300万円、当期純利益は同46.2%増の18億9000万円を見込む。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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