アマゾンジャパン/都市部への配送強化/ロボット導入拠点を続々開業

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 アマゾンジャパンは4月、東京・大阪・京都などの都市の近隣で、倉庫内自動搬送ロボットを導入した新拠点を、立て続けに開業・稼働した。都市部への配送の迅速化を推進するとしている。元アマゾンジャパンの物流部門の責任者で、EC企業の物流コンサルティングなどを手掛ける鶴(本社東京都)の林部健二社長は、「アマゾンジャパンは、人材採用が難しい地域の倉庫に、優先的にロボットを導入しているのではないか」としている。
 アマゾンジャパンは4月4日、大阪・茨木にある「アマゾン茨木フルフィルメントセンター(FC)」を本格稼働させた。同拠点は18年10月に開設。倉庫内には棚を運ぶロボット「Amazon Robotics(アマゾンロボティクス)」を導入している。延べ床面積は6万4000平方メートルとなっている。
 4月10日には、京都・京田野辺に、茨木FCと同様のロボットを導入した拠点を開業した。10月から本格稼働する予定だとしている。
 同16日には、埼玉・川口にもロボット導入の拠点を開業。9月の本格稼働を目指すとしている。
 アマゾンジャパンは、「フルフィルメントセンターのネットワークの拡大により、Amazon出品事業者のオペレーションを支援するのが目的。お客さまへのより迅速な配送も目指している」としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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