ニトリホールディングス 19年2月期/通販売上は389億円/O2O、レコメンド改善で27%増

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決算内容を説明する白井俊之社長氏

決算内容を説明する白井俊之社長氏

 ニトリホールディングス(HD)が4月8日に発表した19年2月期における通販売上高は、前期比27.3%増の389億円だった。アプリを活用したO2Oや、商品レコメンドの改善が奏功した。通販売上高は3期連続の2桁増収となっている。
 全体の売上高に占める通販売上高の割合は、同1.1ポイント増の6.4%となった。通販売上高の約20%は、レコメンドを経由した売り上げが占めた。
 店舗で販売する商品のバーコードを読み取り、リストとして商品情報を保管できるアプリや、店舗受け取りサービスにより、店舗とECの相互送客を実現した。EC限定商品も通販事業の増収に貢献した。
 4月8日に開いた決算説明会で白井俊之社長は「ネットで商品を見た顧客の67%が店舗で商品を購入し、店舗で商品を見た顧客の68%がネットで商品を購入した」と説明した。
 売上高販管費率は同0.8ポイント改善し、37.9%だった。18年2月から家具の配送料を平日1000円、土日祝日2000円徴収し始めたことで、発送配達費は同0.7%減の262億円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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