シルバーライフ/中間期売上高は23%増/4月からアマゾンで販売開始

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 高齢者向け配食サービスを手掛けるシルバーライフの18年8月—19年1月期(中間期)における売上高は、フランチャイズ(FC)の加盟店が45店増えたことから前期比23.1%増の37億9100万円になった。
 セグメント別では、「FC加盟店」の売上高は、FC数が増加したことに加え、スーパーバイザーによる丁寧な営業指導が成果となって売り上げが、順調に伸び、売上高は同18.0%増の27億2000万円となった。FC数は、「まごころ弁当」が19店、「配食のふれ愛」は26店とそれぞれ増加し671店舗体制を構築した。
 高齢者施設向け食材販売サービスの「まごころ食材サービス」は同32.4%増の6億4100万円。導入施設数は同447カ所増の4853カ所に増えた。
 介護報酬削減の影響により、民間配食業者への効率的な食材販売サービスへの需要が高まっている。これを受けて、18年10月から施設への販売単位を定量化したことで、注文単位の少ない施設からの売り上げは減少した一方で、契約施設数は順調に増加。現在契約している施設については、販売単位の定量化を前提としているため、影響は一巡したと分析しており、継続的な営業活動を進めている。
 OEM販売では、引き続きOEM販売先と連携し品質の向上を進め、販売額は順調に推移。18年10月から、カタログ通販を手掛ける全国通販(本社大阪府)が冷凍弁当のOEM供給を開始したことも後押しし、売上高は同47・6%増の4億2800万円と順調だった。
 経常利益は、人件費や配送料、業務委託費などがかさんだものの、食数の増加やFCのロイヤリティー収入が増加したことで同66・2%増の4億8700万円だった。
 19年4月から、アマゾンで冷凍弁当の販売を開始し、ECに新規参入する。販売の状況を見て販路を広げるか検討する。
 19年7月期の売上高は同17.9%増の77億1600万円を見込んでいる。「FC加盟店」は、同15.3%増の55億1100万円、「高齢者施設等」が同29.2%増の14億1900万円、「OEM」は同17.0%増の7億8200万円を見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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