京都きもの友禅 19年3月期/通期業績が赤字に転落/振袖、展示会ともに不振

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 京都きもの友禅は3月8日、18年4月27日に公表した19年3月期通期連結業績予想を下方修正すると発表した。
 売上高は前回予想比18.4%減の92億2300万円と100億円を割り込む見通し。主力の和装関連事業では、「振袖」販売の回復に注力するため、純第4四半期(19年1―3月)にプロモーションを強化したものの、来店者数が計画を大きく下回っており、売上高は前年を大きく下回る見通しだ。また、展示会販売を中心とした「一般呉服」の売上高も、下期を中心に売り上げが減少し、計画を下回る見通しだ。
 営業損失は同10億2200万円減の10億2200万円、経常損失は同9億7300万円減の9億900万円、四半期純損失は同9億2500万円増の8億8500万円に修正し、それぞれ赤字となる見通しだ。
 人員数減少に伴い、人件費が減少したことで、販管費総額は計画を下回った。売り上げが前年を大きく下回ったため、対売上高比で大きく悪化する見通しだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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