レインボー(本社神奈川県、中村維孝社長)は4月1日、ヒト幹細胞培養液を配合したスキンケア「セルディア」シリーズを投入する。3月5日、都内で新製品発表会を開催、会員ら160人が参加した。2月から順次投入した新商品に関する説明会や社長講演会を全国10カ所で開催し、新規会員の獲得につなげる。
新製品「セルディア」シリーズは、「未来型リバースエイジングケア」がコンセプト。美容液「セルディア セラム」は、ヒト脂肪細胞順化培養液エキス「H―ACME」を主力成分として配合している。
人の肌に元々存在する微生物「皮膚常在菌(肌フローラ)」が、顔だけで約10億個存在するという。皮膚常在菌約20種類の中で、皮脂や汗を分解してグリセリンを作ったり、肌を弱酸性に保つ「表皮ブドウ球菌」が「美肌菌」とされているという。美肌菌を活性化することで、潤いのある肌に導くほか、肌のトラブル防止が期待できるとしている。
この「美肌菌」を活性化する成分として、植物を発酵させた「酵母・ヤドリギ発酵エキス」「ラクトバチルス・大豆発酵エキス」など計7種類の厳選素材を加えた。
全ての原料は、米国・ワシントンDCを本拠地とする非営利団体が定めた化粧品に関する安全性の基準ENGをクリアした。基準を満たした製品に「EWG認証マーク」を付与している。
さらに、レインボーが世界38カ国で特許を取得したプラチナダイヤモンドフォトン(PDP)技術で、セラム全体を活性化。ヒト幹細胞培養液をリポソーム化技術でナノ化した。毛髪の10万分の1サイズまで2段階のナノ・リポソーム化で高い肌への浸透率を実現したという。
「セルディア セラム」を肌の奥まで噴霧する「セルディア エアリズム」も投入。セラムを超微粒子に分解し、エアーを大気圧の3倍に圧縮してミスト分解。超微粒子にすることで肌への浸透を高めた。
そのほか、「LED光ダイナミックセラピー」「ガルバニックイオン導入」「3Dバイブレーションマッサージ」機能を付加した。
シリーズでは、「フュージョンケアクリーム」「コンフィデンスオイル」「バイオセルローズマスク」など計8品目を投入する。
中村社長は冒頭のあいさつで「当社の28年の歴史の中で、グループの総力を挙げて素晴らしい化粧品を開発することができた。新製品を多くの人に広げてほしい」と話した。
レインボー/幹細胞培養液配合のスキンケア投入/都内の発表会に160人が参加
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