サニックス 第3四半期/営業利益26.5%増/HS・ES・環境部門が伸長

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 住宅リフォームや太陽光発電の訪問販売を行うサニックスは、18年4—12月期(第3四半期)の売上高が前年同期比1.3%増の370億3700万円となった。営業利益は、同26.5%増の9億7800万円だった。
 HS(戸建て住宅向け白蟻防除施工)事業・ES(法人・事業主向けサービス)事業・環境資源開発事業が好調だったことや、業務の効率化が進んだことが増益につながったとしている。
 第3四半期の売上高が微増にとどまったのは、SE事業部門の減収幅が大きかったことが要因だとしている。
 事業部門別でみると、SE(太陽光発電システム)事業の売上高は前年同期比24.8%減の96億6400万円だった。HS事業は、同19・4%増の80億7400万円、ES事業は、同32・5%増の13億8500万円となった。環境資源開発事業は、同32.5%増の179億1300万円だった。
 SE事業部門を除く、3部門では、人員の異動などにより営業面の強化に取り組んだことが、増収につながったとしている。
 特に、HS事業部門は営業人員を大幅に強化した。18年4月に入社した新卒メンバー50人の半数以上が同事業部門の配属になった。
 営業人員を強化したことを背景に、既存顧客に対しての営業を積極化させている。「当社のお客さまで、今まで営業が行き届かなかった住宅へ向け、営業を強化している」(経営企画部・芦田成生氏)と話す。
 なかでも、白蟻防除施工の売上高は前年同期比33.1%増の26億2300万円と大きく伸長したという。HS事業部門では施工面の効率化や外部に委託していた業務を内製化させたことで、営業利益も同54.5%増の17億400万円となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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