ファンケル 18年4—12月期/営業利益は51%増/増収で売上総利益が貢献

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ファンケルが1月30日に発表した18年4—12月期(第3四半期)の連結業績は、営業利益が前年同期比51.6%増となる106億6400万円だった。売上高が2桁増で推移しており、増収に伴う売上総利益の増加が営業増益に貢献した。売上高はインバウンド需要が寄与しており、店舗販売の売上高は前年同期比22.7%増の推移となっている。
 売上高は前年同期比14.4%増の933億1600万円だった。化粧品関連事業の売上高は同9.6%増の541億800万円、栄養補助食品関連事業の売上高は同26.0%増の338億5500万円だった。
 化粧品関連事業のチャネル別売上高は、通信販売が同0.1%増の208億4900万円、店舗販売は同22.7%増の215億6700万円、卸販売他が同13.2%増の58億5000万円、海外が同0.5%増の58億4100万円だった。
 栄養補助食品関連事業のチャネル別売上高は、通信販売が同7.9%増の110億4400万円、店舗販売は同45.0%増の108億9700万円、卸販売他は同29.3%増の99億8800万円、海外は同38.1%増の19億2500万円だった。
 売上総利益率は71.3%となり、前年同期比0.2ポイント改善。売上高販管費率は59.8%で、前年同期比2.7ポイントの改善となっている。今期9カ月間累計時点の広告宣伝費は同8億1300万円増加、販売促進費は同3億1400万円増加ながら、売上高は9カ月間で117億2400万円の増収となっている。
 経常利益は同47.5%増の106億400万円、四半期純利益は同50.5%増の72億8500万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ