日本通信販売協会/「価値・質が問われる」/東京賀詞交歓会に500人超

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新年賀詞交歓会であいさつするJADMA・阿部嘉文会長(東京・大手町のパレスホテルで)

新年賀詞交歓会であいさつするJADMA・阿部嘉文会長(東京・大手町のパレスホテルで)

 公益社団法人日本通信販売協会(JADMA、事務局東京都、阿部嘉文会長)は1月11日、都内で東京会場での新年賀詞交歓会を開催した。阿部会長は今後の通販事業について、「コミュニケーションの在り方一つで、伸びる余地も発展の可能性もたくさんある」と語り、顧客との関係構築を図る上で、価値と質があらため問われることになることを示唆した。東京会場には500人以上が来場した。
 あいさつした阿部会長は通販業界の現状に言及し、「市場が拡大し、確実に成長しているのは喜ばしい反面、勝ち組、負け組といった若干色分けされつつあると感じている」と語った。
 通販市場がこれまで成長してきたのは、人と人とのコミュニケーションが影響してきたと指摘。ITやネットの必然性とともに、「価格だけでない価値、そういったコミュニケーションの手法を持つのが通信販売の強み」と指摘した。
 さらに、ジュピターショップチャンネルやジャパネットたかたなど、理事や理事社の関連企業が消費者庁から措置命令を受けたことについて、「消費者の価値観も大きく変わってきている中、これからの時代に合った表示の仕方、広告の仕方を協会として研究していかなくてはいけない」と述べ、「時代に合った法律の運用についても、消費者庁に教えていただきながら取り組んでいきたい」と語った。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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