CLUE/ドローンで屋根調査/その場で映像見せ信用向上も

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 ドローン関連事業を行うCLUE(クルー、本社東京都、阿部亮介社長)は17年11月から、足場を使わずに屋根の状態が確認できるドローンサービスの提供を開始している。ドローン本体と、本体操作用アプリ「DroneRoofer(ドローンルーファー)」をセットで提供する。
 同サービスは、屋根事業者や外壁塗装、太陽光パネルが、調査に利用できる。足場などを用意する必要がないため、効率的な調査が可能になるという。屋根の上り下りの際に、落下事故が起こるリスクもないため、安全性の面からも、普及が進んでいるとしている。
 「屋根事業者や瓦メーカーの間では、当社のドローンサービスの導入実績が一番多いだろう」(営業部部長明正剛典氏)とも話している。
 同アプリの特徴は、簡単なボタン操作で、飛行や移動、写真撮影といった、ドローンの操作ができる点にある。最高高度は30メートル。2000万画素のカメラを搭載しており、撮影した写真を拡大させることで、汚れや細かいクラック(割れ)まで確認できるようになっているという。「屋根調査中も逐一状況を、その場で確認できる。消費者にその場で映像を見せることは、信用力の向上にもつながる」(同)と話している。
 販売価格については、相談の上で決定するとしている。ドローン本体とiPad(アプリ付き)、ドローンの飛行申請手続きの代行をセットで販売する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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