ユニティー 18年11月期/売上高は横ばいの見通し/大型商品投入前に買い控えも

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 アルカリイオン整水器や美顔器のレンタル、健康・美容ドリンクを商材にネットワークビジネス(NB)を展開するユニティー(本社福岡県、藤本不二生会長)は、18年11月期の売上高が、未集計ながら、前期比横ばいの着地となりそうだという見通しを示した。17年11月期まで8期連続で増収を記録してきた同社だが、大型レンタル商品の19年春の投入を前に、一部で買い控えが生じているという。大型商品の投入後の19年11月期は売上高を前期比で倍増させたい考えだ。
 同社の主力商品の一つとなっているのが、レンタル商品として提供しているフェーススチーマー「ユニティー3H(スリーエイチ)美健器(以下美健器)」だ。同社はこれまで、同商品のレンタル事業を軸に、業績を順調に拡大させてきていた。
 19年3〜4月には、同商品を大幅にリニューアルし、完全オリジナルの「ニュー美健器(仮称)」の投入を予定している。そのことが現在の美健器の買い控えにつながってしまった側面があるという。
 同社では、美健器のレンタル開始者に、非売品の北投石入りブレスレットを提供するキャンペーンを開始したり、現在の美健器をレンタルしてもニュー美健器への移行に当たって不利益が生じないことを説明したりして、買い控えの抑制を図っている。
 買い控えが生じるのは、ニュー美健器への期待の高さの裏返しとも考えられる。同社では、ニュー美健器の投入を機に、19年11月期の売上高を倍増させたい考えだ。

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