シーズホールディングス 18年8—10月期/営業利益は83%減/通販不調に歯止めかからず

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 ドクターシーラボの持ち株会社、シーズホールディングス(HD)が12月10日に発表した18年8—10月期(第1四半期)の連結業績によると、営業利益は前年同期比82.9%減の3億9600万円だった。ドクターシーラボ事業による通販の不調が続いたほか、卸販売も大幅に減収。減益を招く結果となった。
 売上高は同1.7%増の109億5300万円、経常利益は同80.8%減の4億4900万円、四半期純利益は同86.1%減の2億1900万円だった。
 ドクターシーラボ事業の売上高は同16.9%減の83億8600万円、営業利益は同76.3%減の5億2200万円だった。
 通販売上高は同5.3%減の47億8400万円。テレビCMなどの広告販促費を積極的に投下したが、新規購入者数は同74.9%と減少した。
 卸販売による売上高は同63.7%減の11億5700万円だった。訪日外国人の人気を集めていた「スーパー毛穴ローション」の海外・国内の価格差が縮小したことで、国内における需要が減少した。
 エステ・サロン事業の売上高は同282.9%増の25億6600万円。大幅に増収したものの、営業損失は前年同期と比べ1300万円膨らみ、1億2300万円となった。ニキビケアといった低単価の施術が人気を集め、収益性の改善につながらなかった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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