グリムス/蓄電池販売25%増/月間販売数が100台超え

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 太陽光発電の事業を行うグリムスは、FIT(固定価格買取制度)が終了する予定の既存顧客や、催事販売で獲得した新規顧客に対する、蓄電池の営業を強化しており、販売数量を順調に伸ばしている。17年11月度は、月間80台前後だった蓄電池の販売数量が、18年11月度には100台を超えるほどに拡大しているという。
 同社は、17年12月から、太陽光パネルのみを設置している顧客に対する蓄電池の営業を積極化。新規顧客に対しても、太陽光パネルと蓄電池のセット販売の営業提案を行う方針を徹底した。その結果、蓄電池の販売数量が伸びているという。
 同社は、ショッピングモールなどを利用した太陽光発電の催事販売を毎週行い、新規顧客の獲得を図っている。現在は、全国15カ所のショッピングモールで勧誘を行っているという。
 蓄電池の販売を強化するにあたっては、営業トークなどのマニュアル書なども作成。販売しやすい営業体制を整えているという。
 蓄電池の販売を今後さらに強化するため、営業マンの女性社員比率を高める施策も行っていく考えだという。採用面の取り組みもすでに進めている。営業マンの総人数は前年同期比で変わっていないが、同社では、「女性社員比率を上げることが販売強化のキーポイントになる」(加藤孝介取締役)とみている。勧誘の最初の段階を女性社員に担当してもらい、最終的なクロージングは男性社員が行う、という役割分担を行うことを計画しているという。
 ショッピングモールの催事による新規顧客獲得が全体の6割を占めているという同社では、「営業マンの女性社員の比率を3割まで引き上げることにより、蓄電池の販売数量を月間200台まで引き上げたい」(同)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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