ティーライフ 18年8―10月期/営業利益が207%増/卸売や倉庫賃貸の収益向上

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 ティーライフの18年8―10月期(第1四半期)における営業利益は、前年同期比207.9%増の1億700万円だった。自社ブランドの卸売事業や倉庫賃貸などのプロパティ事業の収益性向上が寄与した。通販を主体とした小売り事業は、海外事業への積極投資により、減益となった。
 売上高は同14.5%増の21億100万円だった。小売り事業の売上高は同10.8%増の14億2000万円となった。主力商品の定期会員の獲得、医薬品やシャンプーなど新商品の顧客開拓を推進。ネット通販を運営するライフイットの子会社化も寄与した。
 経常利益は同152.0%増の1億2200万円、四半期純利益は同53.6%減の7100万円だった。
 小売り事業のセグメント利益は、600万円の損失(前年同期は700万円の利益)だった。海外事業における顧客開拓への投資が先行したことが影響した。
 卸売事業の売上高は同17.9%増の6億3200万円、セグメント利益は同232.9%増の6200万円だった。新商品を展開したり、展示会に出店したりして取引先を開拓して売り上げを拡大。低原価率の商品構成比の増加が、増益に寄与した。
 プロパティ事業の売上高は同193.3%増の4800万円、セグメント利益は同204.3%増の4400万円だった。静岡・袋井の物流センターの賃貸エリアを拡大し、受託先が増加した。
 19年7月期のは売上高は前期比17.6%増の85億7100万円、経常利益は同25.1%減の3億5200万円、当期純利益は同39.1%減の2億5700万円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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