ダスキン/モップが苦戦、役務は好調/中間期の家庭訪販業績を公表

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 ダスキンはこのほど発表した18年4—9月期(中間期)の決算説明会の資料によると、訪販グループにおける家庭向け(ホームサービス)の「ダストコントロール商品(全体)」の売上高は、前年同期比5・2%減で、モップ全体では、同7.2%減だった。
 「ベーシック3」は、2.2%増と好調だったものの、その他のモップが7.3%減の4億2500万円、昨年好調だったロボットクリーナー「SiRo」は同56.4%減の4億9800万円と大きく落ち込んだ。
 一方で、役務サービスは好調に推移し、2.3%増だった。それ以外のサービス別ではハウスクリーニング(サービスマスター)が3.3%増、家事代行(メリーメイド)が2.1%増、シロアリ防除(ターミニックス)は0.8%減、緑と花のお手いれ(トゥルグリーン)0.6%減。昨年4月に本格導入した住まいの補修サービス(ホームリペア)は190.6%増と目を引く成長ぶりだった。
 訪販グループの営業利益は、原価率改善に伴って売上総利益が5億円増加したものの、減収が響いて売上総利益が4億円減少し、同3.2%減の72億300万円となった。
 「中期経営方針2018」の進捗についても公表した。
 顧客基盤の拡大の一環として取り組んでいる会員サイト「ディー・デュエット」の会員数は、18年3月末時点と比べ6万9000人増の65万6000人。レンタル代金の支払いや商品購入に使用できるコインは3780万6000コインを発行した。
 また、使用済みのモップを顧客が郵便ポストに投函して返却する「ポスト返却サービス」の利用者数は、18年3月末時点と比べ1660軒増の1万3352軒に増えた。平日に働いている主婦などの利用拡大を目指している。
 人材確保では、会員サイト「ディー・デュエット」内にダスキングループの人材募集サイトを開設。当期中に2643人から応募がありそのうち605人を採用した。「家事支援外国人受入事業」での受入スタッフ数は計24人となり、19年3月末までに8人増員を目指す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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