プレミアムウォーターホールディングス 18年4−9月期/売上高42.3%増の181億円/赤字だった営業益も4億円の黒字に

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 ミネラルウォーターの宅配事業を行うプレミアムウォーターホールディングスの18年4—9月期(第2四半期)の売上高は、前年同期比42.3%増の181億7600万円だった。前年同期において8億1300万円の赤字だった営業利益は、3億9600万円の黒字に転じた。同社では、予想していた物流コストの上昇を抑えられたことが、営業利益の確保につながったとしている。
 期初予想では、18年4—9月期の売上高が150億円になると見込んでおり、営業利益は2億円の赤字を予想していた。営業利益が黒字化した理由について同社では、「物流コストの抑制に向けて、配送会社と折衝を重ねた結果、配送料金の値上げを、地域別で段階的に適用することになった。その結果、同期間に見込んでいた物流コストの増加額が期初の予想を下回った」(広報・IR)と話している。売上高が30億円上振れした理由については、猛暑の影響により、夏季の新規契約件数が予想よりも伸長したことがあるという。18年8月の新規契約件数は、同年4月の1.7倍となる約3万4000件となった。
 第2四半期の売上高と営業利益が、ともに期初の予想を上回ったため、同社は11月8日、19年3月期の通期業績予想を修正。修正後の予想では、通期の同社の連結売上高として前回予想比60億円増の380億円を、営業利益は同3億9000万円増の4億円を、それぞれ見込んでいる。
 18年4—9月期における水宅配の新規顧客の契約件数は15万件だった。同社の保有顧客件数は18年9月末で74万件を超えた。
 同社は23年3月期までに保有顧客件数を147万件まで高めることを中期経営計画の中で掲げている。同社では、「計画通り順調に保有顧客数は推移している」としている。

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