オイシックス・ラ・大地/らでぃっしゅぼーやの再建に成果/大地を守る会は会員増加

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 オイシックス・ラ・大地はこのほど、傘下の食品宅配事業「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の18年4―9月期(中間期)業績を公表した。
 「らでぃっしゅぼーや」の売上高は99億2000万円、営業利益は17億6000万円だった(増減率非公表)。会員数は、積極的なプロモーションを休止したことで、前年同期比9%減の8万31人、会員1人当たりの月間購入金額は3,1%増の1万6394円だった。
 配送料を11月に改訂した際、電話によるフォローを実施。購入方法についての提案を行うことで定期販売商品の契約数が伸長し、購買単価が上昇した。
 高島宏平社長は「らでぃっしゅぼーやの再建については見えてきており、来年度以降は様子をみながらプロモーションを行っていく」と話した。
 「大地を守る会」の売上高は前年同期比0,9%減の54億4000万円、営業利益は同10,9%減の9億6000万円だった。新規顧客開拓のプロモーションを再開し、インスタグラムなどのSNSを積極的に展開したことから、会員数は同12,3%増の4万8611人と順調に増えた。会員1人当たりの月間購入金額は、購買行動の2極化が進んだ結果、全体の購買頻度が低下し、同9,6%減の1万7973円だった。商品カタログ「ツチオーネ」を7月から取り外せる形態の8ページの特集ページを増やした。地方のお取り寄せやこだわり商品など、「ハレの日」の商品を増やすことで購買単価を引き上げた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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