サニックス/第2四半期1,2%増収/3事業部門の連携が奏功

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 サニックスの、18年4―9月期(第2四半期)の連結業績における売上高は、事業間の連携を強化したことなどが影響し、前年同期比1,2%増の244億4700万円になった。新電力事業において、売電収入が増えたことなどから営業利益は、同396,6%増の6億8800万円となった。
 増収の要因は、SE(太陽光発電)・HS(シロアリ防除施工)・ES(防錆機器取付工事)の3事業部門の縦割り体質を改善したことにあるという。同社では、事業部門の取りまとめを行う「事業統括本部」を17年4月に新設した。その結果各事業部門の情報を吸い上げ、人員等の適正配置や異動等のコントロールができる体制になったという。
 SE事業部門(太陽光発電システム)の売上高については、同31,8%減の59億4700万円となり、減収幅が大きかった。住宅用に設置した太陽光パネルによる発電量も前年同期比30%減の3万キロワットだったという。
 同社では、SE事業部門から、HS・ESの両部門への営業人員や技術スタッフの異動を順次進めている。
 その結果、HS事業部門の売上高は同19,2%増の54億9500万円となった。ES事業部門の売上高は、同32,1%増の9億500万円になったという。
 HS事業部門は、18年4月―9月期中に、人員異動により、17年9月末比で70~80人増員した。ES事業部門も同20人前後増員したという。
 環境資源開発事業部門は、新電力事業が拡大したことで、売電収入が増加し、同30,0%増の120億9900万円となったという。

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