オルビス/天猫国際と提携/2月、越境ECで肌トクホ

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戦略提携の調印式後に握手するオルビスの小林琢磨社長(写真左)と天猫国際のウィリアム・チョウ統括

戦略提携の調印式後に握手するオルビスの小林琢磨社長(写真左)と天猫国際のウィリアム・チョウ統括

 オルビス(本社東京都、小林琢磨社長)は11月1日、中国アリババグループが運営する越境ECプラットフォーム「天猫国際(Tモール・グローバル)」と提携、来年2月から肌トクホサプリメントを天猫国際で販売すると発表した。天猫国際が持つ広告媒体やビッグデータを活用し、スキンケアを中心とした中国事業の成長を図る。初年度10億円の売上高を目指す。
 販売するのは日本初の肌トクホ「オルビス ディフェンセラ」。経口摂取により「肌の水分を逃がしにくくするため、肌の乾燥が気になる方に適している」という機能が確認された。来年1月1日から発売し、初年度22億円の売り上げを見込んでいる。
 天猫国際と販売に関する戦略提携を締結。天猫国際と連携したプラットフォームでの販促やビッグデータを活用することで、「オルビス ディフェンセラ」のプロモーションを展開していく。
 天猫国際も日本初の肌トクホ商品という、中国を中心とした海外の消費者から高い関心が寄せられることが期待されると判断。同商品の販売権を得ることで、売り上げの拡大が見込める。両社の思惑が合致したことから提携に至った。
 オルビスは「われわれは本気で、中国市場でプレゼンスを上げていくことにチャレンジする。今回の提携はオルビスの中国市場での本気度を示すもで、天猫国際と全力を尽くしていく」(小林社長)と意気込みを語る。
 天然国際は「オルビスの新製品は新しいコンセプトの素晴らしい製品となっている。この製品を機に、オルビスの中国ビジネスの成長と、このカテゴリーのマーケットにも刺激を与えるのではないか」(天猫国際Tモール国際アジアパシフィックBD統括・ウィリアム・チョウ氏)と期待感を述べた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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